今日、ラーメン屋さん（油そば屋さん？）に行ったが、以前に訪れた時に比べ、メニューや料金設定がかなり変動していた。消費税の増税が原因かと思いきや、店主の話では、醤油と小麦の値段が上がっているのに苦悩しているとの事だった。
以前、その店ではある一定量のサイズを頼むと、それ以上の麺を追加して食べても、無料になるというシステムだった。（私はその一定量のサイズすら到底食べきれないが、）常連さんはそのサイズを頼む事が多いようだ。しかし、今日は材料の値上がりのためにその無料システムが無くなっていた。
店主的には今までのシステムでいきたかったようだが、醤油と小麦を変えてしまうと提供したい味には出来ない。だから、システムを無くすしかない。というふうに話していた。
クオリティーを取るか、安さを取るかは難しい問題だ。明日、簡単な出店をやる自分ですら、その2点については割と考えさせられた。通年経営している飲食店なら尚更のことだろう。経済的に考えれば安い材料を買った方が利益が出るのかもしれないが、自分の出したい味へのこだわりは捨てられない。そういう職人魂に触れた夕食だった。